2025/02/16 14:54
2月20日(木)~24日(月)の5日間、上野の森美術館で開催されます「第30回 日本の美術 ~全国選抜作家展~」へ参加させて頂いた
作品紹介をさせて頂きます。
また展示されている作品につきましては、Instagram https://www.instagram.com/j_n_o_a_t/?locale=ja_JPで開催日にUPさせて頂きます。
この作品の制作にあたりインスピレーションを受けたのは、2024年1月1日、元旦に起きた「石川県能登半島地震」からでした。
昔から日本列島は「地震大国」と言われ、どこで起きてもおかしくない地形をしています。
過去にも自然災害は幾度となく繰り返されてきましたが、その度に私達人間は立ち上がってきました。
今回はその想いを作品に込めました。
【題名】無機質なあたたかさ「希望」
~植物の花言葉より~
・青バラ「夢が叶う」
・モンステラ「うれしい便り」
・ガーベラ「希望」
・白いアネモネ「希望」
・サンザシ「希望」
・パキラ「勝利」・・・これからの旅立ち, さらなる活躍
・四つ葉のクローバー「幸運」
~フレーム選び~
透け感のあるフレームと出会ったことで、後ろの壁さえも大きな白いキャンバスとして表現できる作品になったと思います。
【作品説明】
植物が生きる為に必要な「土」「水」「太陽」をイメージし表現しました。
茶色のクイリングペーパーを基準とした土のイメージ
東から昇り西に沈む太陽
そして中央には、青系のクイリングペーパーを基準とした水のイメージ。それを曼荼羅模様で表現しています。
そこから伸びる大・小の四つ葉のクローバー「幸運」
曼荼羅模様を囲むように8つのガーベラ「希望」
大きな四つ葉のクローバー内には、モンステラ「うれしい便り」、サンザシ「希望」、パキラ「勝利」
そして4箇所に白いアネモネ「希望」、青バラ「夢が叶う」です。
制作には3ヵ月程、時間を要しました。
一番心が折れた植物は、白いアネモネです!
他の植物は3mmのクイリングペーパーを使用していますが、白いアネモネは1.5mmのクイリングペーパーを使用しており、1M以上の長さを巻いていっては途中で形が崩れ、最初からの作業になること幾度となく。。。根気のいる作業でした(笑)
ペーパーの色、植物の配置、全体のバランス・・・
最後にフレーム周りのグラデーションは、何回も配置を変えて悩んだ場所です。
この作品からのメッセージは「希望」ですが、無機質な部分をあえて残したのは、クイリングペーパーで色が付いた部分「あたたかさ」と表現するならば、冷たさもそこから感じてほしかったからです。
無力感を感じたとしても「希望」を忘れないという強い気持ち。
最後に・・・今回届けたいメッセージとは別に
自然破壊・環境問題は、人間が豊かに生活していく上で生じたものだということを忘れてはならないと思っています。
以上、沢山の方が色々なアート作品と触れ合えることを切に願います。
ここまで読んで頂き、有難うございました♪